「子育てに良い環境」はどんなもの?ママやパパが知っておきたい3つの要素

結婚や出産・子供の成長に合わせて住居の購入や引っ越しを考えているママ・パパは、「子育てによい環境を選びたい」と思いながらも、具体的にどんな環境がいいのか分からず迷っていることはありませんか?

この記事では、そんなママ・パパのために、子育てに良い環境を選ぶための条件やチェックポイントを次の3つの要素に分けて具体的に紹介します。

1. 地域や自然環境

2.立地や利便性

3.人との関わり

「子育てによい環境」は地域・利便性・人的環境の3つの要素からなる

目次

  • 子育てにたいせつな環境1)地域や自然環境

  • 子育てにたいせつな環境2)立地や利便性

  • 子育てにたいせつな環境3)人との関わり

子育てにたいせつな環境1)地域や自然環境

 

都道府県や地域、周辺の自然環境などは幼少期の過ごし方を左右する大きな要因になります。

都会と地方それぞれのメリット

都会地方では、そこに住むメリットがそれぞれ異なります。

都会に住むメリット

  • 学校や習い事の選択肢が多い→子供の個性に合った学校や習い事が選べ、子供の自主性を尊重できます。

  • 図書館・博物館・美術館などの公共施設が充実している→人口が多い都会は文化的な施設も充実していることが多く、好奇心や知性を育むことができます。

  • 多様な価値観や文化に触れ、幅広いタイプの友達に出会える→大都市には多様な人々が暮らすため、国籍問わず多種多様な価値観、文化に触れ、幅広いタイプの友達に出会えます。

  • 公共機関が発達しているので自家用車が不要→電車やバスなど公共機関が発達しているので、自家用車がない場合や車の運転に自信がなくてもあまり不便がないでしょう。

地方に住むメリット

  • 自然が豊かで空気がきれい→幼年時代に自然に触れる体験ゆたかな情緒を育み、健康な心身の発達によい影響を与えます。

  • 友達との絆が深まる→人口が少ない地方では親密で深い友達づき合いができます。

  • のびのびと自由に過ごせる→都会よりも時間の流れがゆったり感じられ、子供時代をのびのびと過ごせます。

  • 新鮮な食材が手に入る→とれたての野菜や、海産物、果物など新鮮で栄養価の高い食材は健康な身体づくりに好影響です。

都会は多様な文化や価値観に幅広く触れられるのがメリット。地方は自然が豊かで健康にのびのびと自由に過ごしやすい環境です。

ただ、都会で緑が少なくても週末や長期休みにキャンプや山歩きなどに行くことで自然と触れ合う経験はできます。

また地方では学校や習い事の選択肢が少ないとはいえ、教育に特化した地方の学校を選んだり、オンラインで習い事の受講を選択したりできます。

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地元?新天地?それぞれのメリット

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親や親戚、友人が多く暮らす地元と、海外や地元を離れた土地もそれぞれに子育てのメリットがあります。

地元で暮らすメリット

生まれ育った土地には自分の親や親戚・友人も多く、困った時に頼りやすいのが安心です。

初めての子育てでは分からないことや大変なことが起こりがちで、どうしたらいいか分からないこともたくさんあるでしょう。そんなときには身内や友人が心強い味方になってくれます。

近所なら気軽に会って子育てについて話したり、子供と遊んでもらったりできるので、子育ての孤独感が軽減できるでしょう。

特にパパの仕事が忙しいなど、いわゆる「ワンオペ」育児が予想されるときは、慣れ親しんだ土地がいいかもしれません。

地元を離れた土地(海外も含む)

海外を含め、故郷を離れた土地での子育てにもメリットはあります。

慣れていない土地での生活は、知り合いがいないことから、とまどうことも多いでしょう。さらに初めての子育てとなると、分からないことや大変な事が多く、誰を頼ればよいか悩んでしまうこともあるはず。

そんなとき近くに頼れる人がいなければ、一番身近な夫婦同士で協力し解決する機会が増えます。団結して困難を乗り越えることで夫婦間の絆が深まり、自信につながることでしょう。

また新しい人間関係を築いたり、子供と一緒に新しい土地を探検するのは楽しく新鮮。新生活を楽しみたい人や、パートナーがしっかり子育てに向き合う時間が取れる場合は、地元を離れた土地もよいかもしれません。

子育てにたいせつな環境2)立地や利便性

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子育て環境の要素として、立地や利便性がよく仕事や毎日の生活がしやすいかどうかも重要です。

会社までの通勤時間や最寄り駅までの時間や距離、病院やスーパーなどの普段の生活のしやすさも考えておく必要があります。

あまりにも不便な場所は住み続けるのが難しくなるため、将来的なライフスタイルの見通しも含めて事前にリサーチするとよいでしょう。

以下の項目をチェックしておくとよりスムーズな生活ができます。

<具体的なチェック項目>

  • 最寄り駅までの時間や距離

  • 保育園や小学校までの時間や距離

  • 銀行やスーパー、病院など生活に必要な施設の有無

  • 自家用車がなくても困らないかどうか

  • 治安のよさ

  • ハザードマップによる自然災害リスク

また、共働きで子育てしやすい街ランキングを見ると、評価の高い自治体のポイントが分かり参考になります。

<子育てしやすいと評価の高い自治体のポイント>

  • 待機児童ゼロの達成や、認可保育所の入所可能枠の状況

  • 病児保育施設の充実さ

  • 学童保育の空きや充実さ

  • 保育の質の担保や保育士確保の取り組みの有無

  • 産後ケアや不妊治療助成の取り組み

  • 未就学児の増加

  • ICT教育の推進

  • テレワーク施設や移住の推進

(参考)日経xwoman 共働き子育てしやすい街2020 総合編ベスト50

https://dual.nikkei.com/atcl/feature/19/112700056/121700001/?i_cid=nbpdual_sied_poya_autom

子育てにたいせつな環境3)人との関わり

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子育ての環境には、近所づきあいや家族構成など周囲の人との関わりも非常に重要です。

近所付き合いが盛んなエリアかどうか

近所同士で気軽にあいさつできるような土地柄なら、幅広い年代の人と触れ合えて子供の発達にも良く、防犯面でも安心です。

子供が家をパッと飛び出してしまったり、少し成長して子どもだけで公園で遊んでいる時など、近所の目があれば不審者対策にも有効です。

とはいえ密接な付き合いが苦手な人は無理をしなくても大丈夫。「あいさつは返す」など最低限のコミュニケーションを心がけましょう。

同じ年頃の子供たちが多いかどうか

ファミリー層が多く入居するマンションやニュータウンでは親子ともに友達を作りやすいのがメリットです。

同じような家族構成の人たちが集まり、境遇が似ていて仲良くなりやすいので、気軽に相談できます。

ファミリー層が多いと周辺施設の充実度が高く、小児科や学校や習い事など情報交換もできるので、初めての土地でも住みやすいでしょう。

家族の笑顔も大切

最後に、子供が安心してのびのび育つには、家庭の中の状況も重要な要素のひとつです。

家族が笑顔で過ごせていれば子供も安心でき、情緒も安定します。家族全員が笑顔で過ごせる家庭環境を整えるのも、子育てでは大事なことです。

「わが家」にとってベストな子育て環境を見つけよう

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今回は、ママやパパが知っておきたい子育てによい環境を3つの要素に分けて具体的に紹介しました。

  • 地域や自然環境…都会は多種多様な文化や幅広い価値観に触れられる環境、地方は自然に多く触れられ心身共に健康的になれる環境で、それぞれよさがあります。

  • 立地や利便性・子育てのしやすさ…通勤や通学などの距離や時間、生活に必要な施設、自治体の子育て支援状況など住む場所を決める前に家族で話し合い、チェックするのがよいでしょう。

  • 人との関わり…近所同士で気軽にあいさつができると、幅広い年代の人とコミュニケーションがとれて子供の発育に良い影響を与えます。ファミリー層が多い場所だと周辺施設が充実し、親子で友達が作りやすく、活発な情報交換ができます。

子供たちをよい環境で育てていくためには、夫婦や家族での話し合いや希望の刷り合わせが必要不可欠です。夫婦や家族で率直な希望や意見を出し合って「わが家」にとってベストな子育て環境を見つけましょう。

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