赤ちゃんの夜泣き対策!生後7ヶ月~9ヶ月に多い夜泣きの原因と対処法&便利グッズ

小さな赤ちゃんは泣くことでしか要求を伝えられません。そのため夜泣きはある程度仕方のないことですが、毎日のように続くとママ・パパにも疲れやストレスがたまってしまいますよね。

基本的な対策はしているはずなのに夜泣きが続き、「どうしたら夜泣きがおさまるんだろう」と悩んでいませんか?

この記事ではそんなママとパパのために、赤ちゃんの夜泣きの原因・対処法や便利グッズを紹介します。

目次

  • 赤ちゃんの夜泣きはいつからいつまで?ピークは生後7ー9ヶ月

  • 夜泣きの原因と基本的な対策ー身体的なもの

  • 夜泣きの原因と基本的な対策~精神的なもの

  • どうしても赤ちゃんが泣きやまないときは

  • ママとパパで協力して赤ちゃんの夜泣き対策を

赤ちゃんの夜泣きはいつからいつまで?ピークは生後7ー9ヶ月

赤ちゃんの夜泣きが始まると、ママやパパは安心して眠れず睡眠不足やストレスに悩まされることも。

夜泣きは生後2~3ヶ月頃から断続的に続き、7~9ヶ月頃にピークを迎える場合が多いですが、ほとんど夜泣きをしない子や2歳過ぎまで続く子などもいて、個人差が大きいのが特徴です。

夜泣きの原因*1を知っておくと、なかなか泣きやまない時に対策を立てやすくなるため、身体的・精神的な原因について次にそれぞれ紹介していきます。

個人差が大きい赤ちゃんの夜泣きは、原因を知って対策を

夜泣きの原因と基本的な対策ー身体的なもの

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まだ言葉が話せない赤ちゃんは、生理的な快・不快、感情や要求などは基本的に泣いて伝えるしかありません

ママやパパは、慣れてくるとなぜ泣いているのか泣き声のトーンで分かることもありますが、夜泣きの場合、はっきりと聞き分けることが難しいものです。

まずは、夜泣きの身体的な原因と、基本的な対策について紹介していきます。

空腹

大人と同様、空腹だと赤ちゃんも眠れなかったり、目が覚めてしまうことがあります。適度に母乳やミルクを飲ませて空腹を満たしてあげましょう。

のどが渇いた

汗っかきで新陳代謝のさかんな赤ちゃんは、夏はもちろん秋冬でものどが渇いてしまうことがあります。湯冷ましや麦茶などを飲ませて水分補給すると落ち着くことも。

枕元に水分を補給できるお茶や水を入れた赤ちゃん用マグを置いておくと便利です。

おむつ

おむつが汚れて不快で泣いている場合は、すぐにおむつを交換してあげましょう。

汚れがひどい場合は、無理におしりふきで拭こうとせず、あたたかいお湯で流してあげるときれいになり赤ちゃんもリラックスします。

気温・室温

赤ちゃんは、気温や室温が適切でないために泣いて不快感を訴えていることもあります。重ね着をすることで気温や室温の変化に対応してあげましょう。

Reimaは80年近く冬の厳しい寒さから子供たちを守ってきた高品質な北欧のべビー服ブランドで、赤ちゃんの肌に優しく重ね着をしやすいベビー服が揃っています。

ミドルレイヤー(中間着)として重ね着できる優しい肌ざわりのカバーオールです。風通しがよく暖かいウール混紡素材でできており、平らな縫い目のため摩擦がなく赤ちゃんの肌を優しく守ります。

鼻詰まり

赤ちゃんは自力で鼻をかめないので鼻が詰まりやすく、鼻詰まりが眠りを妨げてしまうこともあります。

こまめにふき取ってあげてもしつこい鼻水には「鼻吸い器」などのグッズも重宝します。

中でも電動の鼻吸い器は、一定の吸引力でしっかり鼻水を吸うことができ、多くの製品はチューブの水洗い・交換も可能で衛生的に使えます。

肌の不快感

あせも・かぶれには、シャワーや保湿剤などを利用したこまめな肌のケアや、通気性のよい優しい素材のベビー服が効果的です。

かゆみが強い場合は、ひっかいて悪化することもあるので病院でみてもらうことを推奨します。

見た目は肌トラブルがない場合、赤ちゃんは服のチクチク感が苦手なのかもしれません。オーガニックコットンなど優しい素材のベビー服を選んであげましょう。

優しい肌触りで快適なオーガニックコットンジャージー素材のオーバーオールです。平らで摩擦のない縫い目はデリケートな赤ちゃんのお肌を優しく守ります。

新生児~生後半年くらいの赤ちゃん向けサイズは、袖先を折り返して掌を覆うことで引っ掻き防止のデザインになっています。

アトピー・アレルギー

アトピー・アレルギーのかゆみなどでぐっすり眠れずに泣いている可能性もあります。すぐに改善できないこともありますが、ケアと治療を継続していくことが大切です。

自分の判断で「治った」と思ってケアと治療をやめると、ぶり返すこともあるので定期的に通院してみてもらうようにしましょう。

便秘・ガス・げっぷ

便秘や、お腹にガスがたまっていると、不快感から夜泣きすることも。足首を持って上下に動かしてあげたり、お腹を軽くさすってあげたりするとうんちが出やすくなる場合もあります。

赤ちゃんによって便の回数は違いますが、長く続く便秘や強くいきんでもうんちがなかなか出ない場合は一度受診してもよいかもしれません。

また、低月齢の赤ちゃんは授乳後のげっぷが上手にできない場合があります。授乳後には軽く背中をトントンしてげっぷを出すお手伝いをしましょう。

その他

上記の理由以外で火が付いたように激しく泣き続ける時には、なんらかの病気の可能性もあるので早めに病院の受診をおすすめします。

髪の毛や糸が赤ちゃんの手足の指などに強く巻きついて圧迫する「ヘアターニケット症候群」にも注意しましょう。指が締めつけられることでうっ血し、長時間放置してしまうと患部が壊死したり皮膚が切れてしまうこともあります。

もし見つけた時は、患部を傷つけないようハサミやピンセットで取りのぞくか、無理そうなら早めに病院で処置をしてもらいましょう。

夜泣きの原因と基本的な対策~精神的なもの

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つづいて、精神的な理由での夜泣きについて原因と対策を紹介します。赤ちゃんは自分の状態を言葉で説明できないためあくまでも推測ですが、夜泣きのときにはこんな風に感じているのかもしれません。

睡眠サイクルが整っていない

ママのお腹の中では赤ちゃんは1日25時間の生体リズムで過ごしているといわれます。生まれた後、24時間のサイクルになじむのに時間がかかり、睡眠のサイクルが整っていないために夜泣きしている可能性も。

朝はカーテンを開けて朝日を浴び、夜になったらカーテンを締めて寝る前は暗くするなど生活リズムを作ってあげると効果的です。

お昼寝の時間が長すぎたり遅すぎたりすると、夜に熟睡できないことも。昼はしっかり体を動かして遊び、お昼寝が長すぎるときは適度に起こしてあげましょう。

自分でうまく眠りにつけない

赤ちゃんは大人のように「さあ寝よう」と自分で眠りにつくことがまだできないため、眠いのにうまく眠れなくて泣いているのかもしれません。

そんなときは抱っこや背中トントン、子守歌などで安心させてあげましょう。

ママやパパの声は赤ちゃんにとって安心する心地よい声なので、絵本を読んであげるのもおすすめです。赤ちゃん向けの絵本を読むことで、ママやパパも癒されて穏やかな気持ちになれそうですね。

昼間の記憶を思い出している

赤ちゃんにとって新しい場所や新しい体験はとても刺激が強いものです。

例えば、数組の赤ちゃん連れの家族が遊びにきた日は、外出もしていないのに、疲れが出たのか夜泣きしてしまった…というケースも。普段と違う体験が刺激になり、昼間の記憶を思い出したり夢を見たりして興奮して泣いている可能性があります。

新しい体験は赤ちゃんの成長を助けるもので、避ける必要はありませんが、「今夜は泣くかも」と心の準備をしておくと良いかもしれませんね。

お腹の中と異なる環境が不安

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新生児~生後2ヶ月ごろの低月齢の赤ちゃんは、ママのお腹の中から産まれてきたばかりなので、まだ外の世界に慣れておらず不安を感じていることもあります。

ママのお腹の中にいた時と似ている音を聞かせてあげると、安心して眠れるかもしれません。

  • ビニール袋をガサガサ鳴らす音

  • 水が流れる音

  • 放送終了後のテレビのザーザーという音

などが効果的と言われています。

上記のような音が流れる赤ちゃんグッズやスマホアプリもあるので試してみるのもよいでしょう。

また、手足が動いてしまうことでうまく寝ることができない場合、おくるみで手足が動きすぎないように巻いてあげると、お腹の中と似た状況が作れます。「おひな巻き」や「半ぐるみ巻き」などいくつかおすすめの巻き方がありますので、きつく巻き過ぎないように注意ながら、赤ちゃんが喜ぶものを選んでみましょう。

ピュアオーガニックコットンで作られた柔らかなベビー用ブランケットキュートなドット柄とムーミン柄を選べるリバーシブル・スタイルです。

足元が袋状になっており、スナップボタンやファスナーがついている海外製のおくるみもあり、簡単に使えるので便利です。

メンタルリープ

赤ちゃんは日々、急速に脳や体が成長しています。

定期的に不機嫌でグズグズしたり泣き止まなかったりするのは知能の発達に合わせて機嫌が悪くなる「メンタルリープ期」が訪れているという説があり、新しい言葉をしゃべり始める直前に熱を出したり歯が生え始めるころにグズグズしたりと、心身が一段階成長する時に起こるとされています。

グズグズや不機嫌が続いたあといつの間にか元通りになり、しかもぐっと行動が成長していた場合は「メンタルリープ」*2だったのかもしれません。

どうしても赤ちゃんが泣きやまないときは

夜泣きはそもそも「はっきりした理由がないのに泣き続けること」と定義されることもあり、原因が分からないまま何をしても泣きやまない夜もあるかもしれません。

そんなときにできる対策も紹介します。

ママやパパの気持ちを切り替える

赤ちゃんが泣くのは当たり前のことで、病気でなければ心配はいりませんが、夜中はやはり気が滅入ってしまいがち。

そんな時は気持ちを切り替えて、赤ちゃんが泣くことは意思表示の1つであり、成長の証だと思えば少し気持ちが楽になるのでは。

ママやパパのどちらか一方にだけ負担が大きくならないよう、赤ちゃんのお世話を分担する話し合いも欠かせません。

パートナーが赤ちゃんのお世話しているときは、カフェに出かける・本を読むなど1人の時間を作り、適度な気分転換を心がけるのもおすすめです。

赤ちゃんの気が済むまで泣かせる

赤ちゃんがどうしても泣きやまない時は、窓を閉めてエアコンなどで快適な室温に保ちつつ、気が済むまで泣くのに付き合ってみては。

たくさん泣いて疲れればぐっすりと眠ってくれる可能性もあるので、危険がないように気を配りつつ気長に見守るのも1つの方法です。

ご近所に声をかけておく

ママやパパは、夜泣きそのものだけでなく、近所迷惑なのでは…という気がかりもあることでしょう。

赤ちゃんが産まれたら挨拶をかねてご近所に早めに声をかけておくと、ママやパパも心の準備ができますし、逆に「気にしないでね」など言ってもらえることもあります。

妊娠中から、赤ちゃんの泣き声が届きそうな距離のご近所の方とは顔見知り程度の関係を築いておくとよいですね。

一度起こしてしまう

外に出たり照明やテレビをつけたりすると泣き止む赤ちゃんなら、夜泣きしたときは一度起こしてしまうのも方法の1つです。

赤ちゃんを車に乗せてドライブしたり、お気に入りのテレビ番組を見せたりすると、満足してしばらくするとまた寝てくれる赤ちゃんもいます。

「夜中にこんなことして大丈夫かな...」と心配になったり罪悪感を感じたりするかもしれませんが、いつまでも続くことではありません。夜泣きでママやパパの精神的な負担が増えるよりも良いと割り切りましょう。

赤ちゃんが泣きやまない時は、発想の転換で乗り切って

ママとパパで協力して赤ちゃんの夜泣き対策を


今回は、ママやパパを悩ませる赤ちゃんの夜泣きの原因と、対策や便利グッズをご紹介しました。

赤ちゃんの夜泣き対策で大切なのは、パパはママ任せにしない、ママはパパのやり方を批判せずに見守るなど、ママとパパで協力して乗り切ること。どちらか一方だけに負担がかからないような話し合いもぜひとも必要です。

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夜泣きはまだ完全にはメカニズムが解明されておらず、確実に泣きやませる方法はありませんが、持病などがない限りいつかは朝までぐっすり眠れるようになります。きっと「あのころは大変だったな」と思い出になり懐かしむ日が来るはず。

夜泣きの時期はとても大変でつらいですが、赤ちゃんが身体的に快適に過ごせているかを確認したら割り切って泣くのにつきあってあげましょう。

フィンランド発のブランド「Reima」は、オーガニックコットンやウールなど厳選された高品質の素材で仕上げたベビー服で80年近く世界中の赤ちゃんを優しく包み込み、製品を通して子育てに奮闘するママとパパを応援しています。

参照

参考:大阪市 睡眠の基礎知識・夜泣きの原因編

https://www.city.osaka.lg.jp/

参考:エリエール GOO.N(グーン)赤ちゃんの「夜泣き」原因と対処法

https://www.elleair.jp/

参考:P&Gジャパン pampers 赤ちゃんの夜泣きと原因対策

https://www.jp.pampers.com/

参考:CHANTO WEB メンタルリープで赤ちゃんのグズる時期が判明!?【育児の新説】

https://chanto.jp.net/

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