
【新生児の外出はいつからできる?】4つの注意点と持ち物・服装ポイント
これから出産を控えているご夫婦・カップルや、生まれたばかりの赤ちゃんを育てているママ・パパは、
「外出の予定があるけど、新生児をいつから外に連れていってもよいのだろう?」
「新生児と一緒に外出するときの注意点について知りたい」
など、期待と共にちょっぴり不安や悩みもあるかもしれません。
そこで、この記事では新生児の外出できる時期や行き先、生後すぐの外出がダメな理由、外出時の持ち物リストなどを解説します。
目次
新生児の外出できる時期はいつから?ダメな理由とは
新生児のはじめての外出はどこへ?
新生児の外出時の持ち物と服装は?
新生児の外出時の注意点
【月齢別】赤ちゃんとのお出かけにおすすめのスポット
まとめ
新生児の外出できる時期はいつから?ダメな理由とは
新生児の外出できる時期は、おおよそ生後約2ヶ月に入ってからです。その理由として、新生児は体力や免疫力が完全に備わっていないため、混雑した場所に行ったり、長時間の移動を行ったりすると体に負担がかかり、体調を崩す心配があるからです。
ただし、里帰り帰省や病院へ検診に行くなど、やむを得ない場合は生後2ヶ月前でも外出できます。
生後1ヵ月までは短時間の自家用車またはタクシーによる移動などにとどめ、生後2ヶ月に入ったら自宅付近で短時間の散歩や外気浴など、少しずつ新生児の様子をみながら外の空気に慣れていくのがよいでしょう。
新生児のはじめての外出はどこへ?
新生児のはじめての外出の行き先はどこでしょうか。
ほとんどの赤ちゃんの初めての外出は「1ヶ月検診」です。ママと新生児の健康状態や、退院後の成長について診察を行います。
次に多くの親子が出かけるのが「お宮参り」です。一般的には生後1ヵ月前後に神社に行くことが多いですが、それぞれの地域によって異なる場合もあります。お宮参りでは新生児誕生の報告と、健やかに育つことをお祈りします。
また、里帰りしていたママが赤ちゃんを連れて自宅に戻るのも生後1ヶ月前後になります。移動による疲れや、環境が変わることで母子ともに体調に変化が起こる可能性があるので、余裕を持ったスケジュールを組んでくださいね。
その後は近所の散歩や短時間の買い物、支援センターなど赤ちゃん用の遊び場など、短い時間からお出かけデビューしていくのがおすすめです。
新生児のはじめての外出先は「1ヶ月検診」や「お宮参り」
新生児の外出時の持ち物と服装は?
検診などで、はじめて赤ちゃんとのお出かけするときに持っていきたい物や、服装を表にまとめて紹介します。
新生児の外出時の持ち物リスト
アイテム | 持って行く数量のめやす |
ベビーカーまたは抱っこ紐 | 1点 |
赤ちゃん用の着替え | 肌着1~2枚+カバーオールなど |
バスタオル | 1枚 |
ガーゼやハンカチ | 1枚 |
ウェットティシュ | 1パック |
ミルク、哺乳瓶 | 1本+粉ミルク1回分 |
お湯(出先にお湯のある授乳室がない場合) | ミルク1回分 |
おむつ | 約3枚 |
おしりふき(ポケットタイプ) | 1個 |
ナイロン袋 | 2~3枚 |
おむつ替えシート | 1枚 |
母子健康手帳 | - |
健康保険証 | - |
新生児はおしっこやウンチの間隔が短いので、おむつはなるべく多めに準備していくと安心です。
まだ首がすわっていない時期なので、ベビーカーはシートがフラットになるものを、抱っこ紐は横抱きが可能なものを使用しましょう。
新生児の外出時の服装
新生児は、自宅では春夏は短肌着・秋冬は長肌着またはコンビ肌着にカバーオールなどを重ね着して過ごすことが多いでしょう。
外出時には、短肌着や長肌着では前がはだけておなかが出てしまう可能性があるため、コンビ肌着と必要に応じて前開きタイプのカバーオールやロンパースなどを重ね着するのがおすすめです。
ポイントは、検診を受けるときも脱ぎ着しやすくおむつ替えもしやすい、前開きで股下がオープンにできるベビー服を着せてあげることです。
赤ちゃんに着替えで負担がかからないよう凝った形の服は避け、かわいい模様のカバーオールなどでおしゃれを楽しみましょう。
新生児期のお出かけには靴は不要ですが、生後8ヶ月頃を過ぎるとつかまり立ちや伝い歩きをする子も出てきますので、赤ちゃん用のシューズも用意してあげると良いですね。
新生児の外出時の4つの注意点
つづいては、新生児のはじめての外出で知っておきたい知識を紹介します。
気温の変化に注意
長時間、連続でのお出かけは避ける
オムツ替えや授乳の場所、方法を事前に調べておく
ベビー用品のメンテナンスをしておく
まずは、気温の変化です。夏は気温が高い日中、特に紫外線が特に強い10時から14時の外出は新生児に負担がかかるので、避けた方が良いでしょう。
逆に冬場は、日中の暖かい時間に出かけるのがおすすめです。ただし、出かけるときは暖かったのに夕方になって冷え込んでくる場合があるので、気温の変化に備えて上着やブランケットを用意して温度調節ができるようにしておきましょう。
長時間の外出も体力的なことを考えると控えた方が無難です。
また、あるアンケート結果によると、「外出の際に授乳できる場所がなく困った経験があると答えた方」が約15%ほどいました。できるだけ、オムツ替えや授乳の場所、方法も事前に調べておきましょう。
初めての外出の前には、ベビーカーや抱っこひもの正しい使用・着用方法を再度確認しておくことが事故防止につながります。
【月齢別】赤ちゃんとのお出かけにおすすめのスポット
ここからは、新生児の時期を過ぎた赤ちゃんとのお出かけにおすすめのスポットを、生後2ヶ月~1歳前後までに分けてそれぞれ紹介します。
生後2ヶ月~4ヶ月頃の赤ちゃんとお出かけするなら
近所の支援センター
保育園のお遊戯教室開放
まだ多くの赤ちゃんは首がすわっておらず、寝返りしたりなどもできない時期。上記のような短時間で新生児に負担のかからない施設がおすすめです。
生後5ヶ月~7ヶ月頃の赤ちゃんとお出かけするなら
児童館
動物園
水族館
この時期になるとおすわりやハイハイができる子が増えてくるので、児童館や赤ちゃん向け室内施設のボールプールなども楽しめるようになってきます。
ベビーカーで楽しめる動物園や水族館なども親子で一緒に楽しい時間を過ごせそうですね。
生後8ヶ月~10ヶ月頃の赤ちゃんとお出かけするなら
室内遊戯施設
プール
1歳が近づいてくると、つかまり立ちや伝い歩きができる子も増えてくるので、上記に加えて赤ちゃん向けの遊具で身体を動かしたり、木のおもちゃで遊べたりする室内遊戯室なども良いでしょう。
また、夏場なら水泳用オムツで入れるプールや海水浴デビューも良いですね。
生後11ヶ月~1歳前後の赤ちゃんとお出かけするなら
公園
消防博物館
1歳前後では、ひとりであんよができる子も出てきます。転んでも比較的安心な、広い芝生のある公園などもおすすめです。
東京にある消防博物館は入館料無料で楽しめる施設で、消防ヘリコプターの操縦席に座る貴重な体験もできます。
赤ちゃんとの外出を安全に楽しもう!
新生児のはじめての外出は持ち物や「泣いたりしないかな」と不安もありますが、赤ちゃんの体調と安全、適切な時期に配慮すればきっと楽しい思い出になるはず。
お家の周囲をひとまわりするだけでも、赤ちゃんにとっては大冒険かもしれません。赤ちゃんはまだ言葉は分からなくても、ママ・パパの言葉はきっと心に届くので、やさしく話しかけて安心させてあげてくださいね。
赤ちゃんと一緒に外出する素敵なひと時を、ぜひ楽しんでください!
新生児の外出に適した時期や注意点を知り、安心してお出かけしましょう